筆冩近衞言行不一致録

雑感をある程度毒抜きされた戯言にして吐き出す。

ウグイスの鳴く季節

昼間に歩いていると、ウグイスの鳴き声がする。今年に入ってから初鳴きではなかろうかと思うが、よく響き渡る鳴き声がする。

藪のほうから聞こえるので、耳を澄ませながら凝視していると、なんとウグイスが藪の中を、枝から枝へ飛び回っている。

ご存じであろうが、ウグイスは地味な褐色がかった鳥。これがあのさえずりをしているだが、生で見られるのは割とレアだったりする。

メジロと違い、かなり警戒心が強いらしく、メジロよりも人から距離を取る鳥である。あまり近づくと藪の中に逃げてしまう上、藪の外で鳴いていても様々に飛び回るので、望遠レンズで追いかけるのも一苦労である。

メジロが花を啄んで蜜や花粉を食べているのはよく見るが、ウグイスが何を食べているのか見たことがない。今度暇のあるときにウグイスの姿を見たら、しばらくそこに佇んで見守ることにしてみよう。